皆さんはコパ・アメリカという大会をご存知でしょうか。
サッカーファンであれば聞き馴染みがあると思いますが、コパ・アメリカは世間一般的には認知度が低いです。
しかし、コパ・アメリカはレベルの高い大会ですが、どんなコンペティションなのでしょうか。
そこで今回は、コパアメリカとは何か、日本が招待されるのはなぜか、大会得点王の魅力を解説します。
コパアメリカとは?
コパ・アメリカのレベルはユーロ(UEFA欧州選手権)に次ぐくらい競争力のある大会で、世界最古のコンペティションとも言われています。
コパ・アメリカは南米サッカー連盟(CONMEBEL)が主催する大会で、南米のナショナルチームに加えて、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)からも出場する国があるようです。
それでは、コパ・アメリカの詳しいルールなどについて詳しくみていきましょう。
開催周期
コパ・アメリカはヨーロッパでいうユーロ、アジアの場合ではAFCアジアカップに相当する大会です。
そのため、基本的には4年に1度の周期で大会は開催されます。しかし、1979年大会からは4年毎に開催されていましたが、1987年大会からは2年毎に変更されました。そして、2004年以降は再び4年に1度の開催に戻っています。
ただ、2015年の翌年にもコパ・アメリカが開催されましたが、100回目という節目を迎えたことが関係しているようです。
参加数
コパ・アメリカは第1回目が開催された時には、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリの僅か4か国でした。
しかし、徐々にコパアメリカに参加するナショナルチームの数は増えていき、2015年大会では史上最多の16チームが参加しています。
ただ、コパ・アメリカの参加数は12チームです。しかし、2024年大会でもコパ・アメリカの参加国数は16チームとなっており、今後も増えていく可能性もあるかもしれません。
大会方式
コパ・アメリカは原則的に、南米サッカー連盟に加盟している10か国と招待枠の2か国が出場し、4チームが3つのグループに分かれて試合が行われます。
コパ・アメリカではグループステージ制になっており、各グループの1位と2位が決勝トーナメントに進出することが可能です。そして、残りの2枠は各グループの3位の中で最も成績の良いチームが進出します。
また、ユーロでは出場するための予選が行われますが、コパ・アメリカの場合は参加数が少ないので省略されています。
コパ・アメリカに日本が招待されるのはなぜ?
コパアメリカとは南米サッカー連盟と北中米カリブ海サッカー連盟の国が参加し、南米大陸の王者を決める大会です。
しかし、これまでに日本代表コパ・アメリカからの招待が何度もあり、1999年大会と2019年大会に出場しています。
では、なぜアジアの国である日本がコパ・アメリカに招待されているのでしょうか。
表向きは関係性の深さ
これまでに、コパ・アメリカに日本が招待されてきた理由は明かされていません。
しかし、南米サッカー連盟の会長は日本とは深い関係性があるためだと説明してきました。ただ、多少の関係性はあると思いますが、日本人的にはそこまで深い関係があるようには感じられないですよね。
そのため、日本がコパ・アメリカに招待されるのには別の理由があるとされています。
財政的な問題
実は、これまでに南米サッカー連盟は財政的な問題に直面していたと言われてきました。たしかに、南米は治安などの面で不安があり、経済不安も少なくないので、そういった問題が関係している可能性はあります。
そのため、コパ・アメリカに日本が招待されたのは広告収入などが見込めるからではないかとされているようです。
その証拠に、日本以外にはオイルマネーなどで資金力があるカタールが招待されています。カタールはまだそこまでレベルが高い国ではないので、経済的理由であると考えると、納得ですね。
コパ・アメリカ大会得点王の魅力も徹底解
コパ・アメリカといえば、リオネル・メッシ選手が率いるアルゼンチン代表やネイマール選手などがいるブラジル代表が参加しています。
南米出身のスーパースターが一堂に会するコパ・アメリカですが、どんな選手が大会得点王になってきたのでしょうか。
それでは、コパ・アメリカ大会得点王の魅力などを詳しくみていきましょう。
ラウタロ・マルティネス
コパ・アメリカ2024で大会得点王になったのは、アルゼンチン代表でインテルに所属しているラウタロ・マルティネス選手です。
ラウタロ・マルティネス選手は身長が174cmしかありませんが、体の使い方・強さ、足元の上手さでボールを収めることができます。
また、コパ・アメリカ大会得点王になったことからも分かる通り、得点能力もあって中盤に降りてプレーすることも可能です。
そのため、タイプ的にはオールラウンドで柔軟性があるカリム・ベンゼマ選手に近いと言えます。
リオネル・メッシ
コパ・アメリカ2021で大会得点王になったのは2人おり、そのうちの1人がリオネル・メッシ選手です。
リオネル・メッシ選手はバルセロナで長くプレーし、現在はアメリカのインテル・マイアミに所属しています。
リオネル・メッシ選手は高い決定力、トップスピードでも細かいタッチでボールを動かすことができ、アシスト能力、視野の広さを兼ね備えている世界最高の選手です。
ただ、リオネル・メッシ選手も38歳となり、身体的能力などは落ちていますが、テクニックやパスセンスは健在と言えます。
ルイス・ディアス
コパ・アメリカ2021でもう1人の大会得点王だったのが、コロンビア代表でリヴァプールに所属しているルイス・ディアス選手です。
ルイス・ディアス選手はウィングやサイドハーフなどサイドを主戦場にしており、カットインしてシュート、チャンスメイクを得意にしています。
また、サイドアタッカーらしくスピードもありますが、狭いスペースでもキープすることが可能です。
そんなルイス・ディアス選手は急加速・急停止とアジリティに優れており、近年はプレーの幅を広げてきています。
まとめ
今回はコパアメリカとは何か、日本が招待されるのはなぜか、大会得点王の魅力を解説しました。
コパ・アメリカは南米王者を決める大会で、参加国数が増減したり、開催周期が変わったりとラテンらしさが感じられます。
コパ・アメリカの大会得点王は、ヨーロッパのビッグクラブでプレーする選手だったり、ネクストブレイクが期待される選手がなることもあるので注目していきましょう。