日本の天才サッカー少年たちのその後を徹底調査!他野で活躍している人も!

日本の天才サッカー少年たちのその後を徹底調査!他野で活躍している人も!

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今ではW杯常連国となり、アジアでは屈指の強豪国として世界的に認知されるようになった日本。そんな日本ですが、これまでに度々世界中から注目を集める「天才サッカー少年」と呼ばれる存在が彗星の如く現れては世間を驚かせていました。ではそんな天才サッカー少年たちはその後、どうなったのでしょうか。今回の記事ではかつて天才サッカー少年と称された子供たちの現在について紹介します。

目次

かつて天才サッカー少年と注目された選手たちのその後

今ほどSNSやインターネットが発達していなかった時代、日本には時折「天才サッカー少年」と呼ばれる子供たちが現れていました。彼らは圧倒的に周囲の子供たちから抜きん出た才能やテクニックを駆使してサッカーを楽しみ、そして世界中のビッククラブから熱視線を集めるほどの存在であったため、多くのサッカーファンはその将来を嘱望していたことでしょう。現在でこそSNSの普及もあって才能豊かな子供たちはすぐに有名になりますが、SNSがない時代でもその名を馳せていた子供こそが本物だったともいわれています。

では、そんな将来の日本サッカーを背負って立つと言われていたはずの天才サッカー少年が現在どうなっているのか、5人の元天才サッカー少年をピックアップして紹介していきます。

①菊原志郎

元祖天才サッカー少年としてその名を日本中に轟かせた菊原志郎さん。菊原志郎さんはヴェルディ川崎の前身にあたる読売クラブのユースチームで頭角を現すと、なんと15歳にして異例のプロ契約を締結。当時日本代表はW杯への出場歴が一度もなく、それ故に菊原志郎さんは日本代表をW杯へ導く救世主になるのではないかと期待されていました。

しかし菊原志郎さんはプロでは思うように結果を出せず、なんと27歳という若さで現役を引退。その後は指導者として自身の経験を若い世代に還元しています。

現役時代を振り返り、怪我に泣かされた菊原志郎さんは「100%のプレーができなかった」と回想。とても高いポテンシャルを持っていただけに、日本代表に一度も入ることすらできずに引退を決意し、ショックを受けたファンも多かったことでしょう。

②宮川類

1997年生まれで10歳から16歳までの6年間、スペインの強豪クラブ・アトレティコマドリードのユースチームでプレーしていた宮川類さん。宮川類さんは当時大人気サッカー番組だった「やべっちFC」に出演した際に圧巻のリフティングスキルを披露し、天才サッカー少年として大きな注目を集めましたね。

ただそんな宮川類さんはスペインでプロになることはできず、高校年代で日本に帰国。帰国後は流通経済大学柏高等学校、慶應義塾大学でプレーしますがその後引退をしています。

引退後は日本で指導者として数年活躍した後、自身のスペインでの経験から得たコネクションをもとにエージェント会社を設立。現在はかつて天才サッカー少年と称された宮川類さんと同じように、スペインでプロになりたいと夢見る子供たちの支援をおこなっています。

③久保建英

現在日本代表で圧倒的な活躍を見せる久保建英選手も、かつては天才サッカー少年と称された子供の一人でした。若干10歳にしてバルセロナのユースチームに合格した久保建英選手は、その後クラブのトラブルに巻き込まれて帰国を余儀なくされるもFC東京でプロデビュー。当時中学生ながら大人相手に圧倒的なパフォーマンスを披露し、18歳になると再びスペインに戻りました。

久保建英選手が成功した理由として、海外で日本人が不利だと言われ続けていたフィジカル面を体幹トレーニングで補ったこと、そして技術だけではなくサッカーIQも磨いていたことが挙げられています。天才サッカー少年として騒がれると後に消えた天才になるとも言われますが、久保建英選手に限ってその例に当てはまらなかったようですね。

④中井卓大

久保建英選手と同世代で、レアル・マドリードのユースチームでプレーしていたことで有名な中井卓大選手。中井卓大選手もまた、かつて日本で天才サッカー少年として大きな注目を浴びた子供の一人でした。

中井卓大選手は2014年から2022年までレアル・マドリードのユースチームに在籍していましたがトップチームへの昇格は叶わず、現在はスペイン5部のクラブでプレーしています。天才サッカー少年と騒がれた中井卓大選手も2025年11月現在は22歳。スペイン5部はプロリーグではないだけに、少しでも早くプロリーグで見たいという声も多いようです。

⑤石井久継

最後に紹介するのは現在湘南ベルマーレでプレーしている石井久継選手です。石井久継選手は幼少期から天才サッカー少年として注目を浴びており、度々メディアでも取り上げられていました。そんな石井久継選手はその後順調に成長して年代別の日本代表にも選ばれながら、高校2年生だった17歳で湘南ベルマーレとプロ契約を締結。2025年11月時点では20歳になりましたが、年々出場機会を伸ばしており大きな戦力として期待されています。

今シーズンも12試合の出場で1ゴールをマークしており、J2での戦いを余儀なくされる来シーズン以降は本格的な主力選手に定着するのではないかとの期待の声も多いようです。

天才サッカー少年と呼ぶことへの警笛も

これまでに日本を問わず世界中で天才サッカー少年と称される子供たちが度々取り上げられてきました。その反面、子供に対する過度な期待はプレッシャーなどを与える事態に繋がり、本来のポテンシャルを活かせずに成長が止まってしまうことへの懸念の声も多く上がっています。実際に天才サッカー少年と呼ばれた子供たちのその後のプロ入り率は決して高くなく、その半数以上がプロになれずに引退してしまう数字もあるようです。過度に才能ある子供を天才サッカー少年だと取り上げて世間の注目を集めることをよく思わない指導者や関係者も少なくありません。

まとめ

今回の記事では天才サッカー少年と称された子供たちのその後について紹介しましたがいかがでしたか。注目を集めやすい反面、周囲の期待やプレッシャーに負けてプロになれずに引退を決意した子供たちも多いのが現状です。あまり過度な注目を集めるような報道の仕方は確かにあまりよくないのかもしれませんね。

この記事を書いた人

昼は働き、夜もボールを追うサッカー好き!海外サッカーは夜中でも視聴。サッカー野郎マガジンでは、開花寸前の若手からレジェンドまで網羅。選手の特徴・プレースタイル・年俸、ゴールパフォ、名言や語り継がれる物語まで!役立つデータを届けます。

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