サッカー選手はかっこいいプレーが目立ちますが、試合終了後のインタビューや引退会見などで多くの人の心に刻まれるような名言などを発することがあります。
クリスティアーノ・ロナウド選手やリオネル・メッシ選手などの名言であれば知っている人いると思いますが、日本人選手の場合はどうなのでしょうか。
そこで今回は、心に残る国内サッカー選手のかっこいい名言を紹介します。
量をこなしていない者に質を語る権利はない
日本代表やACミランやCSKAモスクワなどでプレーし、実業家として活躍している本田圭佑さんの名言です。
近年は質を重要だという風潮がありますが、本田圭佑さんのこの発言は効率を重視し、量をこなすことを軽視していることに対しての言葉だったのではないでしょうか。サッカー選手として質と量をこなし、世界各国でプレーし、結果を残してきたからこそ出てきた発言と言えますね。
限界を決めるのも諦めるのも自分自身 諦めなければ夢はつながる
この名言を残したサッカー選手はインテルやFC東京でレギュラーとして活躍し、現在も日本代表に選ばれている長友佑都選手でした。
長友佑都選手はインテル時代に監督交代が行われる度にスタメンから外されるも最終的には主力としてプレーし、38歳となった今も日本代表に選ばれており、限界を突破してきました。常に諦めず、戦い続けてきた長友佑都選手だからこそ言える言葉なのではないでしょうか。
挫折をいかにひっくり返せるか。ひょっとしたら、それがチャンスかもしれない
この名言は、川崎フロンターレ一筋で日本代表としても活躍した中村憲剛さんが残しています。
中村憲剛さんは日本人歴代MFの中でも上位に入る実力を持ち、フェルナンド・トレースさんやアンドレス・イニエスタさんから高く評価されるほどですが、身体能力が優れているわけではないのでパワーやスピードという面で壁にぶつかることが少なくありませんでした。
しかし、中村憲剛さんはテクニックとインテリジェンスでカバーし、挫折を乗り越えてきました。
失敗してもまた立ち上がればいい。それが僕のスタイルです。
レスター・シティやシュトゥットガルト、清水エスパルス、日本代表で活躍してきた岡崎慎司さんが残した名言です。
岡崎慎司さんはレスター・シティでプレミアリーグ優勝に大きく貢献した選手ですが、プレースタイルは前線から守備をし、ダイビングヘッドなどを厭わない泥臭いプレーを信条としていました。また、若い頃から将来を嘱望されていたわけではありませんでしたが、失敗を繰り返しながら何度も立ち上がり、日本代表のエースにまで登り詰めています。
挑戦することに年齢は関係ない。自分を信じて、進み続けるだけだ。
これは58歳となった今も現役としてプレーし続けているキングカズこと三浦知良選手の言葉です。
日本代表でも活躍した三浦知良選手ですが、高校生の時に単身でブラジルに渡り、道を切り開き、Jリーグやポルトガルリーグの最年長記録を保持しています。
58歳である三浦知良選手は現在もストイックに体を鍛えることでテクニックや持久力を維持し続けており、挑戦することをやめていないからこそ言える言葉なのではないでしょうか。
厳しいところに身を置けば置くほど成長できる
心に残るサッカー選手の名言5つ目は、伊藤洋輝選手の「厳しいところに身を置けば置くほど成長できる」です。
伊藤洋輝選手は日本代表の主力CBで、ブンデスリーガでも屈指の実力を持っています。しかし、2025年8月現在所属する世界的ビッククラブであるバイエルン・ミュンヘンではレギュラーを獲得できていません。バイエルン・ミュンヘンのレベルは高く、まさに厳しい環境と言えます。
そのため、この名言は現在も厳しい環境に身を置き、成長している段階だからこそ言えるのではないでしょうか。
一瞬でも気を抜けば食われてしまう
これは、元日本代表で現在はJリーグの浦和レッズに所属している酒井宏樹選手が発した言葉です。
酒井宏樹選手はブンデスリーガのハノーファーやリーグアンの名門・マルセイユでレギュラーとして活躍してきており、常に気を張っていなければやられてしまうような環境に身を置いていました。
この言葉から、ブンデスリーガやリーグアンといった世界がどれだけ高いレベルなのかということが伝わってきます。また、一流の選手として活躍するための心構えとも言えるのではないでしょうか。
グッドルーザーよりウイナーになりたい
ロサンゼルス・ギャラクシーに所属し、日本サッカー界の選手会会長を務めている吉田麻也選手の名言です。
この言葉は2022年に行われた2022カタールカップロシア大会で決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表に敗戦したことから生まれた言葉のようですね。日本代表は世界でも上位のクロアチア代表とPK戦まで戦い、惜しくも敗れてしまいました。国内では称賛する声が上がりましたが、それに満足することなく勝者になりたいという想いが込められています。
結局自分の人生なので、自分で選んだ道は自分が責任をとらないといけない
吉田麻也選手はこれまでにオランダ、ドイツ、イタリア、イングランド、アメリカといったクラブを渡り歩いてきており、様々な困難を乗り越えてきました。そして、吉田麻也選手の移籍先は全てが大成功という訳ではなく、中には降格してしまったクラブもあります。
また、日本代表などでキャプテンを任されたこともあるのでより一層責任という言葉がしっくりきますね。
ワールドカップは夢物語ではなくて、勝負をする場
この名言を残したのは、FC町田ゼルビアでプレーしている元日本代表の相馬勇紀選手です。
サッカー選手にとって4年に1度行われるワールドカップは目標や夢とも言える大会ですが、勝ち上がっていくためにはそういった心構えではダメということを表している言葉なのではないでしょうか。
また、夢物語と言われないくらいワールドカップに出場するのを当たり前にするという意味もあるのかもしれないですね。
まとめ
今回は心に残る国内サッカー選手のかっこいい名言を紹介しました。
サッカー選手の名言は自分の価値観や現状、取り組む姿勢などが強く反映されており、各選手の個性が表れています。特に、本田圭佑さんの言葉は話題になることも多く、人々の心に刻まれることが多いです。