皆さんはレアル・マドリードに所属し、20歳でトルコ代表に選ばれているアルダ・ギュレル選手をご存知でしょうか。
アルダ・ギュレル選手はシャビ・アロンソ監督体制となったレアル・マドリードでキーマンとなる選手ですが、市場価値やプレースタイルはどうなっているのでしょうか。
そこで今回は、アルダ・ギュレル選手の市場価値やプレースタイル、これまでの成績を詳しく調査します。
アルダ・ギュレルの市場価値は?
市場価値とは、クラブが選手を獲得する際に支払う金額の目安になるもので、年齢や活躍などに応じて変動します。そのため、アルダ・ギュレル選手のように若くして活躍している選手は市場価値が高くなることが多いです。
では、世界的ビッククラブであるレアル・マドリードに若くして所属しているアルダ・ギュレル選手の市場価値はどのくらいなのでしょうか。
4,500万ユーロ
2025年7月現在、アルダ・ギュレル選手の市場価値は4,500万ユーロだとされています。日本円に換算すると、約74億5,000万円という金額となりました。
アルダ・ギュレル選手がレアル・マドリードに来たばかりの2023/2024シーズンでは、市場価値は1,500万ユーロだったので、2年間で3倍に上がったということになりますね。
ちなみに、アルダ・ギュレル選手がトルコのフェネルバフチェでキャリアをスタートさせた頃の市場価値は、10万ユーロだったので誰だけ評価されてきたのかということが分かります。
世界で119番目の金額
アルダ・ギュレル選手の4,500万ユーロという市場価値の金額は、世界で119番目に高い数字だとされています。119番目というとそこまで凄い印象がありませんが、アルダ・ギュレル選手が在籍するリーグであるスペインのラ・リーガの場合は24番目です。
ラ・リーガにはレアル・マドリードのチームメイトでもあるキリアン・エムバペ選手やジュード・ベリンガム選手、ヴィニシウス選手といった世界的スーパースターがおり、その中で24番目というのはかなり凄いことになります。
アルダ・ギュレルのプレースタイルは?
レアル・マドリードの新監督である元スペイン代表のシャビ・アロンソ監督から高く評価されているアルダ・ギュレル選手ですが、どういったプレースタイルなのでしょうか。
また、アルダ・ギュレル選手はどこのポジションを主戦場にしているのかも気になりますよね。
それでは、将来のスーパースター候補であるアルダ・ギュレル選手のプレースタイルやポジションについて詳しくみていきましょう。
プレースタイル
アルダ・ギュレル選手はスピードがそこまであるわけではありませんが、卓越したボールコントロールとパスセンス、正確なシュート、視野の広さなどを武器にしており、ゲームメーカーの役割を担うことが多いです。
アルダ・ギュレル選手は左利きでトルコにルーツを持っていることから、元ドイツ代表でレアル・マドリードにも所属していたメスト・エジル選手と似たタイプだとされることが多く、比較されることもあります。
ポジション
これまでアルダ・ギュレル選手は、右サイドのウィングもしくはトップ下といった攻撃的なポジションで起用されることが多かったです。
しかし、2025/2026シーズンからは監督がシャビ・アロンソ監督に変わり、フォーメーションが3-4-2ー1に変更されたことでボランチでプレーするようになりました。ボランチでの起用によって、低い位置からのゲームメイクやビルドアップすることが求められるようになっています。
アルダ・ギュレル選手は守備面で不安定さを見せますが、司令塔の役割を担うことができるので、今後に期待ですね。
アルダ・ギュレルのこれまでの成績は?
アルダ・ギュレル選手は、2021年1月13日にフェネルバフチェとプロ契約を結び、2023年7月6日にレアル・マドリードに移籍しました。
弱冠16歳という若さでプロ契約を結んだアルダ・ギュレル選手ですが、これまでどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。
アルダ・ギュレル選手のこれまでの成績を詳しくみていきましょう。
2021/2022シーズン
2021/2022シーズン、アルダ・ギュレル選手は2021年8月19日に行なわれたUEFAヨーロッパリーグ予選プレーオフのHJK戦で16歳174日でプロデビューを果たしました。
その後もコンスタントに出場機会を掴み、アルダ・ギュレル選手は公式戦16試合に出場し、3ゴール5アシストという記録を残します。
2022/2023シーズン
2022年3月17日、アルダ・ギュレル選手はフェネルバフチェとの契約を3年延長し、背番号10を背負うことになりました。
クラブの主力となったアルダ・ギュレル選手はリーグ戦だけではなく、UEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグでもプレータイムを獲得し、公式戦35試合に出場して6ゴール6アシストを記録します。
2023/2024シーズン
2023年7月6日、アルダ・ギュレル選手は移籍金2,000万ユーロ(45億円)でレアル・マドリードに移籍しました。しかし、アルダ・ギュレル選手は加入直後のプレーシーズンマッチで怪我を負ってしまい、出遅れることになってしまいます。また、アルダ・ギュレル選手は度重なる怪我でシーズンの前半戦を棒に振ってしまいましたが、最終的には公式戦18試合で7ゴール2アシストを記録しました。特に、リーグ戦10試合で6ゴールという固め打ちで一気に序列を上げています。
2024/2025シーズン
2023/2024シーズンの後半戦で結果を残したアルダ・ギュレル選手でしたが、序盤は思うような出場機会を掴むことができませんでした。しかし、シーズンの後半戦に右ウィングのロドリゴ選手が調子を落としたことでスタメンで出場することが増え、公式戦55試合で8ゴール11アシストを記録します。
特に、新体制の初陣となったFIFAクラブワールドカップでは主力として活躍し、6試合で1ゴール2アシストという結果を残しました。
ちなみに、アルダ・ギュレル選手のことをシャビ・アロンソ監督は絶賛していると言われています。
まとめ
今回はアルダ・ギュレル選手の市場価値やプレースタイル、これまでの成績を詳しく調査しました。
アルダ・ギュレル選手はまだ20歳と若い選手ですが、2025/2026シーズンのレアル・マドリードにおいて欠かせない選手となっています。特に、アルダ・ギュレル選手はボランチで才能を開花させつつあるので、今後の活躍に注目していきましょう。