多くの人がサッカーの背番号10番がエースナンバーだと思っているのではないでしょうか。実際にはチームによってエースナンバーと定義される番号が異なることもあるとされていますね。ただ、現代サッカーでも10番を背負っている選手が中心人物であることは変わっていませんが、必ずしもエースナンバーという訳ではありません。
そこで今回は、サッカーのエースナンバーは10番なのか、チームによって違うこともあるのって本当なのか解説していきたいと思います。
サッカーのエースナンバーは10番?
リオネル・メッシ選手やディエゴ・マラドーナ選手、ロナウジーニョ選手、ジネディーヌ・ジダン選手が10番を付けていたこともあり、サッカーのエースナンバーだとされています。また、得点能力とチャンスメイク力を兼ね備えたワールドクラスの選手が10番を付けていることが多かったため、世間一般にもエースナンバーとされていることが多いですね。
その証拠に、日本の高校などではエースが10番を付けることが多いです。
サッカーのエースナンバーはチームによって違う?
通常は10番がサッカーのエースナンバーだとされていますが、チームによってはクラブで圧倒的な選手が着けていた番号がそのように扱われることが多いです。
10番以外がエースナンバーとなっているチームはこちら。
- 7番/レアル・マドリード
- 13番/ドイツ代表
- 14番/オランダ代表
- 8番/セレッソ大阪
それでは、各チームのエースナンバーについて詳しくみていきましょう。
7番/レアル・マドリード
世界的なビッククラブであるスペインのレアル・マドリードでは、エースナンバーは7番だとされています。2025年3月現在、7番を背負っているのはブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオール選手ですが、これまでに錚々たる選手が着用してきました。
- クリスティアーノ・ロナウド/ポルトガル代表
- ラウール・ゴンザレス/元スペイン代表
- エデン・アザール/元ベルギー代表
- エミリオ・ブトラゲーニョ/元スペイン代表
- アマンシオ・アマロ/元スペイン代表
ワールドクラスの選手が7番を背負ってきたため、エースナンバーとなっています。
13番/ドイツ代表
サッカーの強豪国であるドイツ代表のエースナンバーは13番だとされています。13番がエースナンバーとされているのは、ドイツ史上最高のストライカーと呼ばれ、伝説の爆撃機という異名をとったゲルト・ミュラー選手が背負っていたためです。
その後はバイエルン・ミュンヘンやチェルシーといったビッククラブで活躍したミヒャエル・バラック選手や長くドイツ代表の中心選手として活躍しているトーマス・ミュラー選手が着用しています。
14番/オランダ代表
ドイツ代表と同じくサッカーの強豪国であるオランダ代表でもエースナンバーは10番ではなく、14番だとされています。14番がエースナンバーだとされているのは、オランダの伝説的な選手で、バルセロナのポジションサッカーへと繋がるスタイルを生み出したヨハン・クライフ選手が背負っていた番号だからです。
しかし、近年は真のワールドクラスと呼べる選手が出ておらず、様々な人が14番を着用しています。
8番/セレッソ大阪
Jリーグに所属するセレッソ大阪では、8番がエースナンバーとされ、特別な番号だとされています。セレッソ大阪で8番がエースナンバーとされているのは、ミスターセレッソと呼ばれた森島寛晃選手が付けていたからです。
その後は、ドルトムントや元日本代表で活躍した香川真司選手や清武弘嗣選手、柿谷曜一朗選手、乾貴士選手などが背負ってきました。
ちなみに、現在は香川真司選手が8番を着用しています。
まとめ
今回はサッカーのエースナンバーは10番なのか、チームによって違うこともあるのって本当なのか解説してきました。
サッカーのエースナンバーは10番だとされていることが多いですが、チームによっては違う番号が特別な意味を持つことがあります。10番以外で違う番号がエースナンバーとされているのは、そのチームで活躍したケースが多いです。そのため、エースナンバーを知ることでクラブの歴史に触れることができます。
また、なぜ選手がその番号を付けているのかを知ることも面白いので、気になる人は調べてみましょう。