今、プレミアリーグで最も注目を集めている選手の一人が、チェルシーに所属する「コールパーマー」選手です。 マンチェスター・シティから移籍後、その才能を一気に開花させました。
この記事では、コールパーマー選手の基本的なプロフィールから、具体的なプレースタイル、これまでの経歴や成績などを分かりやすく解説します。
コールパーマー選手について
まずは、コールパーマー選手の基本的な情報を確認してみましょう。
- 生年月日:2002年5月6日
- 年齢:23歳
- 出身国:イングランド
- 身長:189cm
- 体重:72kg
- 利き足:左足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)、FW(フォワード)
- 所属クラブ:チェルシーFC
- 背番号:20
これまでの経歴
パーマー選手は、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。 アカデミー時代から現在までを振り返ってみましょう。
マンチェスター・シティ アカデミー時代(2010年~2020年)
パーマー選手は8歳の時に、地元の名門マンチェスター・シティの下部組織に入団しました。
アカデミーで着実に成長を遂げ、U-18チームではキャプテンも務めています。
2019〜2020シーズンには、26試合で24得点9アシストという成績を残し、チームを牽引する存在でした。
マンチェスター・シティ トップチーム時代(2020年~2023年)
2020年9月のカラバオカップで、待望のチームデビューを果たします。
しかし、当時のマンチェスター・シティはスター選手揃いのため、なかなか出場機会に恵まれず、途中出場がメインでした。
限られた時間でインパクトを残すことは難しく、41試合で6得点2アシストという成績で、活躍の場を求めることを決意します。
チェルシー時代(2023年~)
2023年9月、7年契約でチェルシーへ完全移籍。
この移籍が、パーマー選手の才能を爆発させるきっかけとなりました。
2023〜2024シーズンには、マンチェスター・ユナイテッド戦とエヴァートン戦でキャリア初を含む2度のハットトリックを達成。
最終的に公式戦45試合で25得点15アシストという圧巻のパフォーマンスを披露し、PFA年間最優秀若手選手賞を受賞しています。
イングランド代表での活躍
クラブでの活躍と並行して、イングランド代表でも順調にステップアップしています。
2023年にはU-21イングランド代表として、UEFA U-21欧州選手権で優勝に貢献。
同年11月には、ついにA代表デビューを果たします。
2024年のEURO2024では代表に定着し、決勝のスペイン戦で同点ゴールを決めるなど、素晴らしい活躍を見せました。
イングランド代表は惜しくも準優勝でしたが、パーマー選手は国の期待を背負う存在に成長しています。
コールパーマーのプレースタイルは何が凄い?
パーマー選手の凄さは、特定の能力だけではありません。
ここでは、コールパーマーのプレースタイルの魅力を4つのポイントに分けて解説します。
華麗で意外性のある左足のテクニック
パーマー選手の最大の武器は、その左足から繰り出されるテクニックです。
独特のリズム感としなやかさを持ち合わせています。
項目 | 詳細 |
ドリブル | ・柔らかいタッチで相手に近づき、確実に逆を取る ・派手な技ではなく、シザースなどを効果的に使う |
パス | ・味方が欲しい場所とタイミングを正確に把握 ・誰もが驚くような意外性のあるパスを供給 |
トラップ | ・相手を背負った状態でも、トラップ一つで相手を剥がす技術 |
「ハーフスペース」を支配する動き
パーマー選手は、「ハーフスペース」と呼ばれるエリアでプレーする能力が高い選手です。 ハーフスペースとは、ピッチの縦を5分割した時の、中央とサイドの間にあるエリアを指します。具体的なコールパーマーのプレースタイルについて見ていきましょう。
動きの種類 | 具体的なプレー |
ポジショニング | 相手のMFとDFの間に巧みにポジションを取り、マークを混乱させる |
ボールを受ける動き | 常に周りを確認し、次のプレーをスムーズに行うための視野を確保している |
オフザボールの動き | 相手の守備の隙間(ポケット)へ侵入し、フィニッシュに繋げる動きが洗練されている |
このエリアでボールを受けることで、ドリブル、パス、シュートといった多彩な選択肢を持ち、相手の脅威となります。
ゴール前での冷静さと精密なフィニッシュ
チャンスを作り出すだけでなく、自らゴールを決める能力を持っている選手です。特にゴール前での冷静さは、コールパーマーの選手の大きな強みです。
- ドリブルでゴール前まで運んだ後も、慌てずに周囲の状況を把握
- キーパーの位置や相手DFのシュートブロックを見て、最適なシュートを選択
- 時にはシュートフェイントで相手をかわす
など、最後の瞬間までこだわり抜くことができます。
その冷静さとシュート精度の高さから、チェルシーではPKキッカーも任されています。
攻守に貢献する万能性と柔軟な戦術
パーマー選手は、特定のポジションに縛られない「次世代型」の選手と呼ばれています。
攻撃的なポジションであれば、中盤でもウイングでも高いレベルでプレーし、守備への貢献度も高いのが特徴です。
やみくもにプレスをかけるのではなく、相手のミスや位置取りを読んで効果的なタイミングでプレッシャーをかけます。
守備からボールを奪い、そのままショートカウンターでゴールチャンスに繋がる場面も多い印象があります。
コールパーマーの通算成績
コールパーマー選手がこれまでのキャリアで記録してきたクラブや表別の成績と、獲得した主要タイトルを一つの表にまとめてみました。
チーム | 出場 | 得点 | アシスト | 主な獲得タイトル |
マンチェスター・シティ | 67 | 49 | 22 | ・U-18プレミアリーグ (2回) ・FAユースカップ (1回) ・U-18プレミアリーグカップ (2回) |
マンチェスター・シティ | 41 | 6 | 2 | ・プレミアリーグ (3回) ・FAカップ (1回) ・カラバオカップ (1回) ・チャンピオンズリーグ (1回) ・UEFAスーパーカップ (1回) ・Jリーグワールドチャレンジ (1回) |
チェルシー | 45 | 25 | 15 | – |
イングランド代表 | – | – | – | ・UERO U-21 (1回) |
※チェルシーの成績は2023-24シーズン終了時点のものです。
※代表カテゴリの出場数などは含まれていません。
まとめ
今回の記事では、コールパーマー選手の基本的なプロフィールから、具体的なプレースタイル、これまでの経歴や成績などを分かりやすく解説しました。
華麗なテクニック、戦術眼、そして高い決定力を兼ね備えた、まさに次世代のアタッカーですね。この記事を参考に、ぜひ今後のコールパーマー選手の活躍に注目してみてくださいね!