サッカーファンが注目する「FIFAクラブワールドカップ」が、2025年から大きく生まれ変わります。 参加クラブ数が大幅に増え、賞金額もこれまでにない規模になることが発表されました。
この記事では、新しくなったFIFAクラブワールドカップ2025の賞金総額やステージごとの内訳、過去の大会の優勝チームまで詳しく解説します。
新しくなったFIFAクラブワールドカップ
2025年にアメリカで開催されるFIFAクラブワールドカップは、これまでの大会から形式が大きく変更されました。一番の変更点は、4年に1度の開催となり、参加クラブ数が32に拡大されたことです。
これにより、各大陸の強豪クラブが一同に会する、まさに「クラブ世界一」を決めるにふさわしい大規模な大会へと進化しています。
FIFAクラブワールドカップ2025概要
これまでの毎年開催されていた形式とは異なり、代表チームのワールドカップのような形式になるのが大きな特徴です。
- 開催頻度:4年に1度
- 参加クラブ数:32クラブ
- 開催国:アメリカ合衆国
- 大会方式:グループステージと決勝トーナメント
FIFAクラブワールドカップ2025の賞金
新しいFIFAクラブワールドカップの最大の注目点は、その賞金額です。
FIFAが発表した賞金総額は、約10億ドル(日本円で約1500億円)にも上ります。
これは、従来の大会の賞金規模をはるかに上回る金額で、過去の大会と比べて、どれだけすごい金額なのか見てみましょう。
大会年度 | 賞金総額(推定) | 優勝賞金(推定) | クラブ数 | 比較ポイント |
~2023年 | 約1,000万~1,600万ドル | 約500万ドル | 7クラブ | 短期集中型の大会で、賞金は限定的 |
2025年 | 約10億ドル | 最大約1億1762万ドル | 32クラブ | W杯形式となり、商業的価値が大幅に向上 |
世界のトップクラブにとってもかなり魅力的な大会に進化したことが分かりますね!
参加するだけでもらえる賞金は?
クラブワールドカップ2025は、大会に参加するだけでもらえる「参加賞金」も高額です。 この参加賞金は、所属する大陸連盟によって金額が異なります。
特にヨーロッパのクラブは、過去の実績などに基づいて賞金額が変動する仕組みになっています。
大陸連盟 | 参加賞金額(ドル) | 参加賞金額(日本円換算) |
ヨーロッパ | 1281万ドル ~ 3819万ドル | 約18億9600万円 ~ 約56億5200万円 |
南米 | 1521万ドル | 約22億5100万円 |
アジア | 955万ドル | 約14億1300万円 |
アフリカ | 955万ドル | 約14億1300万円 |
北中米カリブ海 | 955万ドル | 約14億1300万円 |
オセアニア | 358万ドル | 約5億3000万円 |
日本の浦和レッズが所属するアジアサッカー連盟(AFC)のクラブには、参加するだけで955万ドル(約14億3000万円)が支払われます。
出場クラブの獲得賞金は?
ここでは、各クラブの獲得賞金(成績に応じた賞金と参加賞金の合計)を見てみましょう。 ※参加賞金は所属大陸やランキングにより幅があります。
ステージ | クラブ名 | 成績による賞金 |
準々決勝進出 | パリ・サンジェルマン パルメイラス フルミネンセ チェルシー バイエルン・ミュンヘン アル・ヒラル | $24,630,000 |
ラウンド16進出 | マンチェスター・シティ | $13,500,000 |
インテル フラメンゴ ベンフィカ レアル・マドリード ドルトムント | $12,500,000 | |
インテル・マイアミ ボタフォゴ モンテレイ ユヴェントス | $11,500,000 | |
グループステージ敗退 | アトレティコ・マドリード | $4,000,000 |
ザルツブルク リーベル・プレート マメロディ・サンダウンズ | $3,000,000 | |
ポルト エスペランス アル・アイン アル・アハリ | $2,000,000 | |
ロサンゼルスFC ボカ・ジュニオルス オークランド・シティ | $1,000,000 | |
ウィダード 浦和レッズ 蔚山HD シアトル・サウンダーズ パチューカ | $0 |
浦和レッズは残念ながらグループステージ3戦全敗で敗退したため、成績に応じた賞金は獲得できず、参加賞金のみの受け取りとなったようです。
歴代優勝クラブまとめ
クラブワールドカップは2000年に始まり、2005年からは毎年開催されてきました。
ここでは、これまでの歴代優勝クラブを一覧でご紹介します。
スペインのレアル・マドリードが最多優勝を誇るなど、ヨーロッパ勢の強さが目立ちますね。
開催年 | 優勝クラブ | 国 |
2000年 | コリンチャンス | ブラジル |
2005年 | サンパウロ | ブラジル |
2006年 | インテルナシオナル | ブラジル |
2007年 | ミラン | イタリア |
2008年 | マンチェスター・ユナイテッド | イングランド |
2009年 | バルセロナ | スペイン |
2010年 | インテル | イタリア |
2011年 | バルセロナ | スペイン |
2012年 | コリンチャンス | ブラジル |
2013年 | バイエルン | ドイツ |
2014年 | レアル・マドリード | スペイン |
2015年 | バルセロナ | スペイン |
2016年 | レアル・マドリード | スペイン |
2017年 | レアル・マドリード | スペイン |
2018年 | レアル・マドリード | スペイン |
2019年 | リヴァプール | イングランド |
2020年 | バイエルン | ドイツ |
2021年 | チェルシー | イングランド |
2022年 | レアル・マドリード | スペイン |
2023年 | マンチェスター・シティ | イングランド |
通算得点トップ選手は?
大会の歴史を彩ってきたスター選手たちの記録も気になるところですよね。
ここでは、FIFAクラブワールドカップの通算得点ランキングをご紹介します。
選手名 | 得点 | 試合数 | 平均得点 | 所属クラブ |
クリスティアーノ・ロナウド | 7得点 | 8試合 | 0.88 | マンU&レアル・マドリード |
ガレス・ベイル | 6得点 | 6試合 | 1 | レアル・マドリード |
カリム・ベンゼマ | 6得点 | 11試合 | 0.55 | レアル・マドリード&アル・イテハド |
ルイス・スアレス | 5得点 | 2試合 | 2.5 | バルセロナ |
リオネル・メッシ | 5得点 | 5試合 | 1 | バルセロナ |
セサル・デルガド | 5得点 | 6試合 | 0.83 | モンテレイ |
やはりクリスティアーノ・ロナウド選手が通算7得点でトップに立っています。 ルイス・スアレス選手は、わずか2試合で5得点という驚異的な記録を残していますね!
まとめ
今回は、2025年から新しくなるFIFAクラブワールドカップの賞金や変更点、そして過去の歴史について解説しました。 賞金総額が大幅にアップし、名実ともにクラブチームの世界一決定戦と呼べる大会になりましたね!
この記事を参考に、新しくなったクラブワールドカップにぜひ注目してみてくださいね!